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函館・湯の川温泉に佇む、大正7年創業の老舗「大黒屋旅館」。大規模なホテルとは一線を画す、どこか懐かしい佇まいが旅情を誘います。しかし、その評判を調べてみると、「料理が最高!」という絶賛の声がある一方で、「接客が…」「お風呂が…」といった気になる意見も。実際のところ、大黒屋旅館はどんな宿なのでしょうか?
この記事では、2023年から2025年にかけて投稿された膨大な宿泊者の口コミを徹底的に読み解き、そのリアルな姿に迫ります。良い点も、気になる点も、包み隠さずお伝えすることで、あなたがこの宿を選ぶべきかどうかの判断材料を提供します。ぜひ、最後までお付き合いください。
ホテル名 | 湯の川温泉 大黒屋旅館 |
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特徴 | 四季の彩りを味覚に込めるとともに、訪れるお客様ひとり一人にご満喫して頂けるよう、心がけております。 |
料金 | 5,060円〜 |
住所 | 北海道函館市湯川町3-25-10 |
投稿件数 | 278 件 |
評価 | 4.15 / 5.00 |
数多くの声から浮かび上がってきたのは、「強烈な魅力と、いくつかの注意点を併せ持つ、個性派の宿」という姿でした。まとめると、以下のようになります。
それでは、各項目をさらに詳しく掘り下げていきましょう。
大黒屋旅館の口コミで、料理と並んで最も多く言及されるのが温泉です。その評価は「熱さ」という一点に集約されます。
「体の芯から温まり、なかなか汗が引かないほど。湯冷めしにくく、ぐっすり眠れた」
「泉質が抜群。肌にも良いようで、しっとりすべすべになった」
「最近はぬるめの施設が多い中、ここは熱めで温泉好きにはたまらない」
熱いお風呂が好きな方からは、「最高」「このお湯が忘れられない」と熱狂的な支持を得ています。源泉かけ流しならではのパワフルなお湯が、旅の疲れを癒してくれると高く評価されていました。特に寒い季節の満足度は格別のようです。
「口コミ通り、かなり熱くて長湯はできなかった」
「熱すぎて入るのに勇気がいる。もう少し温めの浴槽があれば…」
一方で、やはり「熱すぎて入れなかった」という声も少なくありません。これは好みの問題なので、一概にデメリットとは言えませんが、「熱いお風呂が苦手な方」や「小さなお子様連れ」の場合は注意が必要です。ただ、宿泊者の中には「常連さんに倣って、シャワーで少し加水して入った」という工夫をされた方もいるようです。また、浴場自体は「こぢんまりしている」「脱衣所が3〜4人でいっぱいになる」という意見もあり、広さを求める方には向かないかもしれません。
※お湯の温度に関する口コミは、2023年〜2025年の全期間にわたって一貫して見られました。
もし、大黒屋旅館の予約を迷っているなら、この「料理」の評価が最後のひと押しになるかもしれません。夕食・朝食ともに、口コミでは「期待をはるかに超えてきた」という感動の声で溢れています。
「夕食は豪華で見た目も味も素晴らしかった。カニ、ジンギスカン、穴子の天ぷらなど、何を食べても美味しい」
「割烹旅館とあって、新鮮なお魚、お肉に懐石料理の種類の多さにびっくり。抜群に美味しかった」
「朝食が特に感心した。焼き魚、味噌汁、お米がとても美味しかった。イカのお造りが出たのも嬉しい」
特に高評価なのが、「恵比寿大黒膳」や「大黒膳」といった会席プラン。品数の多さと一品一品のクオリティの高さに、「この値段で信じられない」とコストパフォーマンスを絶賛する声が多数。連泊した方からは「食事内容を変えてくれた」という心遣いへの感謝の声もありました。
料理に関するマイナス評価はほとんど見当たりませんでしたが、ごく一部で「夕食の温かい料理が鉄板焼きとご飯だけだった(2024年8月の口コミ)」「デザートが食事と同時に出てきた(2024年4月の口コミ)」といった、提供のタイミングや構成に関する意見がありました。しかし、全体としては圧倒的な満足度がうかがえます。
接客サービスは、宿泊者の印象を大きく左右する重要な要素。大黒屋旅館では、この評価が最も分かれる傾向にありました。
「スタッフさんが皆さんお優しく、嫌な顔一つせず接していただいた。心に暖かいものを感じ癒された」
「フロントの男性が親切だった。遅い時間の食事にも対応してくれた」
「アレルギーや苦手食材に配慮していただき、美味しく食べることができた」
「とても親切」「心地よい時間を過ごせた」といった温かいおもてなしに感謝する声が非常に多く、旅館の評価を高めています。特に、食事のアレルギー対応や急な要望への柔軟な対応は、多くの宿泊者に安心感を与えているようです。
「フロントの接客サービスは今までにないほどの仕打ちで、お迎え・送りの挨拶が無い宿は初めて」
「チェックイン時に事務的に前金を請求された」
残念ながら、ポジティブな声とは対照的な体験をした方もいました。特に2025年7月の口コミでは、フロントの対応が非常に事務的で、温かみが感じられなかったという厳しい指摘が見られました。これは特定のスタッフや時間帯によるものかもしれませんが、「誰に当たっても安定したサービスを」と期待する方にとっては、少し不安要素になるかもしれません。
大正時代から続く歴史ある建物。その雰囲気は、宿泊者に異なる二つの印象を与えています。
「良い意味での古い旅館。どこか懐かしく落ち着いた雰囲気で、ゆっくりできた」
「建物は古いが、部屋はキレイに清掃されていて過ごしやすかった」
「和室は落ち着く。畳の香りが心地よかった」
この「昭和レトロ」な雰囲気を、大黒屋旅館の魅力として捉えている宿泊者が大勢います。ピカピカの最新ホテルにはない、木のぬくもりや落ち着いた空間が、日々の喧騒を忘れさせてくれるようです。
「館内はエレベーターはないので階段を使用」
「壁が薄く両隣からの物音が気になった」
「お風呂上がりに冷房を使いたかったが、まだ暖房のままだった(2025年5月の口コミ)」
歴史ある建物ならではの注意点もいくつかあります。エレベーターがないことは、足腰に不安のある方にとって最も重要な情報です。また、防音性についても複数の指摘があり、静かな環境を最優先する方は耳栓などを用意すると良いかもしれません。空調の切り替え時期や、一部客室での設備の不具合(ウォシュレットなど)に関する報告もあったため、完璧な設備を期待するとギャップを感じる可能性があります。衛生面では、大半の方が「清潔だった」と評価する一方で、「脱衣所の髪の毛が気になった」「部屋の隅にホコリが…」といった、清掃のムラを指摘する声も2024年の口コミで散見されました。細かな点が気になる方は、留意しておくと良いでしょう。
ここまで見てきたように、大黒屋旅館は「誰もが手放しで満足する宿」ではないかもしれません。しかし、その個性を理解し、魅力が自分の求めるものと合致したとき、忘れられない最高の滞在を約束してくれる宿であることも確かです。
大黒屋旅館は、完璧な優等生ではありません。しかし、それを補って余りある「絶品の料理」と「パワフルな温泉」という、旅館の核となる部分に強烈な魅力を持っています。その魅力に価値を見出すことができれば、きっとあなたにとって「また帰ってきたい」と思える特別な場所になるはずです。
総合評価:総合評価 4.15
🏆 強み:風呂 | ❌ 弱み:設備アメニティ
ホテル名 | 湯の川温泉 大黒屋旅館 |
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読み | ゆのかわおんせん だいこくやりょかん |
特徴 | 四季の彩りを味覚に込めるとともに、訪れるお客様ひとり一人にご満喫して頂けるよう、心がけております。 |
料金 | 5,060円〜 |
住所 | 北海道函館市湯川町3-25-10 |
最寄り駅 | 函館 |
電話番号 | 0138-59-2743 |
FAX | 0138-57-5579 |
アクセス | JR 函館駅よりお車にて15分 |
駐車場 | 有り 20台 無料 先着順 |
投稿件数 | 278 件 |
評価 | 4.15 / 5.00 |